恋愛の教科書
まだ、なにも知らない子供だった頃、恋愛小説や恋愛マンガの冒頭と言えば、「ヒロインである主人公は寝坊をしたので、パンを咥えて走っていたら別の方向から…」という、今考えるとものすごくベタな展開のモノ。
もちろん、そんな事を実際にやる事はないとおもうのだけど、「無いよなー」と思いながら、ヒロインの恋模様をハラハラしながら読んでいました。
ココロの奧ではうらやましく思ってたのかもしれないし、応援というよりこの本の中の主人公に嫉妬を感じていたのかもしれません。
なにせ、学校の教科書には「恋愛」って科目はない。恋愛担当の教員がいる訳でも無い。もちろん、教師に対して片思いする子はいた訳だけど。
なので、毎月出ているマンガや雑誌で「教科書」を探してたりしてた。
もちろん、白馬に乗って会いに来てくれる彼氏はいないし、都合良く出会い頭にぶつかってくる彼氏もいない。けど、きっと迎えに来てくれる王子様はいるはず。
…当時の私に会うことができるのなら、全力で訂正したい。
おひとりさまになりたかった訳でもないし、彼氏が欲しくなかった訳でも無い。どちらかというと、気がつくとこうなっていた。
会社では後輩に追い抜かれるし、家では妹や弟に先を越されてて、肩身が狭い。それに、もうここまで来ると、がっついてもダメなんだろうなと内心おもっている。
こんなんだから私はだめなんだとは、解ってるつもり。あー、やだやだ。
やっぱり、自分で攻めていかなきゃいけないんだよね。とは言っても、合コンは数少ないし、既に穴埋め要員扱い。アクティブに動くったって、どう動いたらいいのかわからない。
あ、そういえば高校の頃の同窓会のハガキが来てたよね。腫れ物に触られるような扱いをされるのが嫌だったから遠ざかってたけど、ユウくんは元気なのかな。最近、離婚したって風の噂で聞いたけど。
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